後悔したからこそ繰り返さない たったひとつの方法
なかなか出会えない「忘れられない場所」
「父が生前、ここを気に入ってよく通っていたんです。
そんな話はよくしていたんですが、自分たちは連れて来られたことはなくて。
先日、兄弟で久しぶりに集まろうって話になったときに、
ここのことを思い出して。
兄弟も、だれも来たことがなかったんですよ。
それで、せっかくだからって予約させてもらったんです」
こんにちは。
長野県奥蓼科温泉郷の山の宿明治温泉です。
先日ご利用いただきましたお客様が、明治温泉にご予約いただいた理由を
こんなふうにお話してくださいました。
このお客様のお父様は、明治温泉の温泉をいたくお気に入りいただいて
いらっしゃったようですが、
宿泊のときは奥様とだけで、
日帰り温泉はおひとりだけでのご利用。
お子様たちからすれば、よく行く温泉なら
「一緒に」
という誘いがあってもよさそうなのに、と気になりながらも
特に聞くことはしなかったそうです。
でも、お父様は、ある時病気が発覚してからあっという間に急逝してしまわれた。
その時に初めて
「大人になってからの親父との思い出があまりない」
ことに気付いたそうです。
口数が少なく、自分のことはあまり話すタイプではなかったお父様。
そんなお父さまが、明治温泉から帰ってきた後
「やっぱりあそこの温泉はいいわ」
と、ぼそっとつぶやいていたとか。
当時は聞き流していたことが、もう一緒に行くことが叶わなくなった
今になって、とても気になるようになったそうです。
「いつか行ってみよう」
そう思いつつ、ご兄弟もそれぞれお忙しくされていて、
なかなか実現させることが難しかった、
「だから、ようやく来れた、という感じです。
ここはまさに秘湯ですね。着く前から自然に圧倒されましたが、
部屋からの滝の景色と水の音にさらに驚きました。
こんな場所があるのかと。
実際に自分で温泉に入ってみて、
素朴ながらも丁寧に作られた美味しいお料理を食べてみて、
父が足繁く通っていた理由がよくわかりました。
ますます、一緒に来たかったなぁ、って思い出しちゃいましたよ。」
気付いた時にはどうしようもない、ということはどうしても起こります。
後悔を体験するからこそ、後悔だけにとどまらず、先を見据えて前を向くことが
重要と言えるでしょう。
お子様の立場から気付いたことがあった、
でも故人とはもうそれは叶わない、
だから仕方ない。
それは確かにそうですが、前に進むことに目を向けるのなら
何かできることはあるのではないでしょうか。
例えばですが、
「自分の子どもにはそんな思いをさせない」
ことはできるのではないかと思います。
そんなことを意識されたことは、もしかしたらないかもしれませんが、
お子様にとっては、ご自身がお父様。
もしかしたら、普段は連絡のやりとりもほとんどないかもしれませんが、
ご自身がお父様としたかったことは、お子様と一緒にやってみたらいかがでしょう。
ちょうど6月の第3日曜日は父の日。
自分のお父様に、というのが一般的かと思いますが
もしお孫様がいらっしゃるのであれば、ご自身のお子様もお父様という立場でも
ありますよね。
いつもはご自身が、例えば
プレゼントをもらったり、ねぎらってもらう立場であったかもしれませんが
父親の立場のお子様と、もちろんご家族も一緒に
「一緒に思い出を創っていく」
ことで、ご自身にとっても嬉しい体験になったら、
結果みんなが嬉しいことになるのではないでしょうか。
先日も、
「20年前に一度そちらに行ったんだよ。久しぶりにまた行こうと思って」
と、お電話でお問合せいただいたお客様がいらっしゃいました。
昔ながらの素朴な明治温泉ではありますが、このお客様のように
「なぜか忘れられない体験」
になるお客様が少なくありません。
もちろんこれまでもいろんな場所に行かれていらっしゃる。
でも不思議なことに、
数十年経っても色あせずに当時のことが思い出される場所というのは
なかなか出会えるものではありません。
そして、
そんなお客様の声がますます届くようになり、大変嬉しく感じております。
これからできる
「思い出の1ページの追加」を
繰り返していくことを、
その中に
一際輝くページが奥蓼科と明治温泉でのひとときになるように、
私共がお手伝いできれば幸いでございます。
忘れられない不思議の体感、ぜひご堪能ください。
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スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
