1年に2回しかない特別な日だから
こんにちは。
長野県茅野市奥蓼科温泉郷の山の宿明治温泉です。
秋のお彼岸が近づいてきました。
1年間365日の中で、たった2日だけ昼の長さと夜の長さがほぼ同じになる、と言われる
春分の日と秋分の日。
天文学を元に日付が決定されるため固定されていない珍しい祝日です。
太陽の通り道と地球の赤道のラインが交わる点が春分点と秋分点。
そして、太陽が真東から昇り、真西に沈むので太陽のパワーが強くなるということも言われています。
これから日が短くなっていきますので、秋分の日はしっかりお日様の恩恵を受けておきたい実はとても特別な日。
ここ奥蓼科は夏でも涼しいですが、日差しが和らぎ気持ちがいい秋はまさにトレッキングに最適なシーズン。
そして、登山初心者や、これから登山デビューを考えられている方、日帰り登山にはチャレンジしやすい場所として人気です。
近年では特に若い方でも健康に気遣う傾向が強くなっていますので、山デビューされた方と明治温泉で初めてお会いできる機会が増えてきていてとても嬉しく感じています。
登山の魅力はなんといっても達成感。
とにかくどんなに苦しくても自分の足で登るしかない世界ですから、ひとりひとりにドラマがあります。
達成感で自分を満たす登山常連客以外にも、
もしかしたら、日常から何かを手放したいと思っている人、
何か大きな決断を迫られていて、自分を奮い立たせるために登る人、
美しい空気と標高の高い場所からの景色、珍しい高山植物や雲の様子を楽しみながらも、
「この山を登り切ったら何か変えられるかも」
「この山を登り切ったんだからきっと大丈夫」
自分を信じて、一歩一歩自分の足で目的地まで登り切ったときの達成感や爽快感はやはり行った人にしか味わえない特権でしょう。
それと同時に、山は天気の急変などもありますから、無事に行って帰って来れたという安堵感も同様で、これは登山に慣れている方ほど痛感するかもしれません。
少し前に、4~5名様でご予約されたお客様の到着が遅く、心配になり連絡したことがありました。
「山を下ってる途中なんだけど予定より遅れてしまっていて…」
結局あたりはすっかり暗くなってしまった頃到着され、皆様が
「良かった~、着いた~…」
と、心から安心された笑顔がとても印象的でした。
無事に到着され、私たちも本当に心からホッとしたものです。
涼しくて歩きやすくなっているからこそ、
秋晴れが続く季節だからこそ、
やはり装備はしっかりし、時間には余裕を持ってぜひ山の魅力を存分に味わっていただきたい、
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」という意味を持つこともあり、お彼岸の頃になると特にそんなことを思います。
そして同時に豊穣に感謝する日本人らしい風習を大切にしている日でもあります。
疲れた身体にはやはり美味しいお食事と温かい温泉。
明治温泉では地元長野県産旬の新鮮なお野菜中心のメニューをご用意しておりますので、秋の味覚をご堪能いただけます。
そして日本酒ソムリエ厳選の美味しいお酒も一緒にご賞味いただくのがおすすめです。
しっかり体を動かし、美味しい食事でおなかを満たし、希少な鉄炭酸泉で疲れを癒し、そんな充実感を満足感はもちろんのこと、
昼と夜の長さがほぼ同じになる秋分の日は陰と陽のバランスがとれていると言えますが、日常を過ごす人の体は秋分の日前はバランスが崩れていたり、秋分の日後は転換期に入っていきバランスが崩れやすいとも言われています。
ご自身を整えるために、という意味でも、このお彼岸の時季に大自然の中でリフレッシュし、エネルギーを充電してはいかがでしょう。
連休中の残室はわずかですが、まだ間に合います。
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さて、来月は10月。
旧暦では神無月と呼ばれ、ほとんどの地域では八百万の神々は出雲へ行ってしまうため神様が不在になると言われていますが、諏訪の龍神様に限っては出雲へ行かないのでこの地域は神在月と呼ばれています。
10月8日には、映画「神在月のこども」が全国ロードショー。
龍神様をはじめとした諏訪地域も舞台として登場いたします。
実はここ奥蓼科は諏訪湖から真東に位置し、龍神様の休息地といわれ、とても縁が深い場所なのです。
来週からはそんな神話の世界にも触れたお話をしていこうと思いますのでお楽しみに。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。