「屋久島に行かなくてもいいじゃん・・・！！！」
茶褐色の天然鍾乳石
先週、突然であったにもかかわらず多くのお客様からアンケートへのご返信をいただき
誠にありがとうございました。
お客様の貴重なご意見として参考にさせていただきます。
さて、先日、ここ奥蓼科の要ともいえる秘境の中の秘境、茶褐色の天然鍾乳石がある
「雨漏り日陰の湯」
まで、とあるお客様ご一行をご案内したときのお話です。
ここは、その昔は立派な観光スポットであった名残で一部鉄橋が整備されていたりするのですが、現在では地元民でもほとんどの人が知らない、ひっそりとした場所になっています。
道がまともに整備されていないため案内できる人もごくわずか、
もちろん勝手に入ることは危険でもあるため、ある意味封印され守られた聖地でもあります。
ご案内しましたご一行様、到着したときから歓声が止まりません。
「なにここ～！！！」
「想像以上！！！」
「エネルギーたかっっっ！！！」
古代、八ヶ岳噴火後の岩石の上に木が侵食している姿や、水分をたっぷり吸いこんだ苔。
歩み進めるうちに空気感が全く変わり、香りも変わっていきます。
途中途中、深呼吸から、さらに肺の奥の肺胞までしっかり空気を吸い込む森呼吸をしていただきながら、肌で感じる空気の違いも感じ、さらに奥へ歩みを進めます。
「ここ、ヤバいね！！！」
「リアルジブリだ！！！」
「こだまがいる！！！」
「わざわざ屋久島行かなくても充分だね！！！」
「私もいろんな場所行ったけど、ここほどの場所は他にないよ！！！」
とにかく
「ヤバい、ヤバい」
を連発。
それもそのはず。
奥蓼科という場所は、古代からの自然が現存する場所であり、
歩いていた遊歩道の横には生物が住めないほど強酸性の水質の渋川が流れ、
（その水はおしどり隠しの滝を通り、御射鹿池に流れるので鏡のような美しさを保っているのです）
遊歩道の地中深くも実はすべて水脈になっている神聖なる場所なのですから。
その歩み進めた奥地に雨漏り日陰の湯は存在し、静かに天然の温泉が湧き出していました。
鉄分が豊富なので天然の茶褐色の鍾乳石を創り出しています。
奥蓼科温泉郷のパンフレットにも載せてあるのですが、そこはやはり写真では味わえない世界でした。
生命力の源とも言えるような大地のエネルギーを体中に浴びると、人間が本来持っている五感が開かれるような不思議な感覚になるのでしょうか。
いろんな感覚が研ぎ澄まされ、ご一行様は明治温泉にお戻りいただいた後温泉に浸かり、
とても満足した様子で帰路に就かれました。
このエネルギーの高さの影響を受け、大人でもこのようにご盛況でしたが、
子供はさらにその影響を受けやすいかもしれません。
今回ご案内したご一行にお子様はいませんでしたが、
以前フリースクールに通うお子様たちが先生と明治温泉へ訪れた際、お子様たち全員が
奥蓼科の自然を体いっぱいに感じ、普段は全く見せない開放的で活発、興味津々で積極的な動きをするようになったのです。
先生たちはもちろんのこと、その様子を撮影した動画を親御様にご覧いただいたところ、
普段まったく見せない姿に泣いて喜んでいただいたと伺いました。
そんな中で生活させていただいている当館スタッフ、これが日常すぎて気が付かないことの方が多いのですが、お客様が喜んでいただく姿を目の当たりにし、改めてこの場所が
持つ特有の素晴らしさに感銘を受けるのです。
いままでは、有名な観光スポットの
御射鹿池やおしどり隠しの滝の話ばかりでしたが、
奥蓼科全域に目を向けるとまだまだ知られざる秘境スポットは数多く存在していますし、
少名毘古那命や龍神様、湯みち街道の三十三観音様の神様とのかかわり。
そして、
明治温泉は古から「明らかに治る温泉」、そのまま当館の名前の由来になりましたが、
希少な鉄炭酸泉の冷泉（温冷交互浴で体の芯からしっかり温まっていただけます）、
こだわりの地元長野県産厳選食材を使用した野菜中心のお食事。
板長のだしと味噌にこだわった上品な味わいで健康的に。
全体で見たら、人間が本来持っている力を引き出す要素しかありませんでした。
これから残暑や日によっては寒いくらいの気温になったり、体調管理にますます気を付けなければいけない季節になります。
日常とは離れて少し自分を整えたい、と思ったらその時に
都心からお車で3時間弱で来れてしまうアクセスなので、お気軽にお越しください。
明治温泉はおひとりさまのご予約もお受けしております。
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それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様にお会いできるのをスタッフ一同心よりお待ちしております。
